債券自警団は米当局を罰する用意なし-国債安は成長見通しを反映

2009年4-6月(第2四半期)以 後で最悪の成績となった米国債相場は、財政赤字の拡大で投資家が米 国債を敬遠するという懸念ではなく、米経済の成長加速見通しを反映 したものだ。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの米国債マスタ ー指数によれば、米国債の平均利回りは昨年9月末時点の1.42%から

1.89%に上昇したが、ブルームバーグの集計データによると、米国債 のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドは9月末 の48.4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)から41.5bpに 低下した。米国の主要貿易相手国の6通貨に対する動きを示すドル指 数は1.5%上昇した。

CDSスプレッドの低下とドル高は、金融・財政政策に国債売 却で抗議する投資家「債券自警団」が米国の支出について罰する用意 がないことを示している。米パシフィック・インベストメント・マネ ジメント(PIMCO)とJPモルガン・チェースは、小売売上高や 製造業、消費者信頼感の指標に改善が見られる中で、オバマ大統領が ブッシュ減税延長で合意したことを受けて、成長予想を引き上げた。

ノバスコシア銀行の米国債トレーディング責任者、チャールズ・ コミスキー氏(ニューヨーク在勤)は「これは成長のストーリーにほ かならない」と指摘した。

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