資源関連株が軒並み高、米製造業統計改善で商品市況上昇-収益楽観視

鉱業や卸売、石油・石炭製品、非鉄 金属といった資源関連業種が東証1部33業種の値上がり率上位に並ぶ。 米国で発表されたISM製造業景況指数が向上したことを受け、米景気 の回復期待が高まり、原油など国際商品市況が軒並み上昇。関連銘柄に 収益の先行きを楽観視した買いが優勢となっている。

個別では、国際石油開発帝石が一時昨年末比5.8%高の50万3000 円、三菱商事が同4.1%高の2289円、JXホールディングスが2.9%高 の567円、住友金属鉱山が2.6%高の1456円など。

米供給管理協会(ISM)が3日発表した12月の製造業景況指数 は57と、昨年5月以来、7カ月ぶりの高水準となった。石油の最大消 費国である米国での資源需要が押し上げられるとの期待から、3日のニ ューヨーク原油先物は前営業日比0.2%高の1バレル=91.55ドルと、 2008年10月3日以来の高値を付けた。金先物は同0.1%高の1オンス =1422.90ドルと過去最高値を更新し、銅先物も上げた。

みずほ投信投資顧問の岡本佳久執行役員は、「資源関連株は商品市 況と連動性が高いため、市況高でセンチメントが上向き買われている」 と話す。

もっとも日本には、世界最大の鉱山会社である英豪系のBHPビリ トンや、ブラジルのペトロブラスやヴァーレのように、「権益を100% 保有する純粋な資源株はない。銘柄によって商品市況の収益寄与度はま ちまちで、慎重な見極めが必要だ」と、岡本氏は指摘していた。

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