中国人民元の上昇ペース、2011年に鈍化も-政府の資金流入抑制で

中国がインフレをあおりかねない資 金流入の抑制を目指すなか、人民元の上昇ペースは今年、鈍化する可 能性がある。2010年の見通しが最も正確だったアナリストらが予測 した。元は昨年末、17年ぶりに1ドル=6.6元を突破した。

JPモルガン・チェースのアジア為替戦略責任者、イエン・ピン・ ホー氏(シンガポール在勤)は、過去半年で3.6%上昇した元が今年 は4.6%高にとどまり、1ドル=6.3元に達するとみている。1年前 のブルームバーグの調査では、アナリスト21人中、同氏が予想した

6.58元が昨年12月31日の終値に最も近かった。これに次ぐ近い見 通しを示したINGグループとHSBCホールディングスの予測は、

3.8%高の6.35元。

ホー氏は「当局には緩やかな上昇を好む傾向がある」と指摘。「上 昇の一部はインフレ抑制のために1-6月(上期)に前倒しされる可 能性がある。ただ、経済への影響が懸念されることから、過度に急激 な動きとはならないだろう。急速な上昇はまた、当局が歓迎しない投 機的な資金流入を一段ともたらしかねない」との見方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、元は昨年12 月31日の上海市場で、一時6.5896元を付けた後、前日比0.17%高 の1ドル=6.5897元で終了した。

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