ハイテク企業による買収、今年一段と活発化の公算-クラウド需要狙う

ハイテク企業は昨年、1000億ドル (約8兆1700億円)超を買収に投じたが、急拡大するクラウドコン ピューティングやセキュリティサービス需要の取り込みを目指す競争 が激化する中で、今年も一段と買収を活発化させる公算が大きい。

米半導体メーカーのインテル、米パソコン(PC)メーカーのヒ ューレット・パッカード(HP)、米コンピューターサービスのIB Mなどを中心に昨年は2700社余りの買収が行われたが、依然として リセッション(景気後退)の間に蓄えた資金の一部しか使われていな い。

セキュリティー対策ソフトメーカー、米マカフィーのインテルへ の77億ドルでの身売りを手掛けたウィルソン・ソンシニ・グッドリ ッチ・アンド・ロサティ法律事務所の共同創設者、ラリー・ソンシニ 氏は、2011年に関して「私は強気だ」とした上で、「企業顧客を見た 場合、世界ベースで成長に投資する用意があるように思える」と説明 した。

調査会社ガートナーは、今年のIT(情報技術)支出を前年比

3.5%増の3兆4000億ドルと予測しており、買収企業はこの資金に 狙いをつけている。米ネットワーク機器メーカー、シスコシステムズ や米ソフトウエアメーカーのオラクルなどITサービス企業は、サー ビスとソフトウエア、ハードウエアの統合を通じて企業の最高技術責 任者(CTO)への売り込みを競っている。また、インターネット経 由でソフトウエアなどを提供するクラウドコンピューティングに移行 する企業も増えている状況だ。

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