米モリコープ:レアアース増産で、2億ドルの追加投資が必要にも

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中国以外で最大規模のレアアー ス(希土類)鉱床の権益を持つ米モリコープは、生産計画を2倍に引 き上げるため、最大2億ドル(約164億円)の追加投資が必要とな り、資金調達のため合弁事業を模索する可能性があることも明らかに した。

同社のマーク・スミス最高経営責任者(CEO)は4日、ブル ームバーグテレビとのインタビューで、カリフォルニア州にあるマウ ンテンパス鉱山の2012年の生産量を従来計画の2万トンから4万ト ンに引き上げることを検討していると発言。5億3100万ドルの同プ ロジェクトの推定コストが1億-2億ドル増えることになるという。

スミスCEOは「好機を生かすには決定を速やかに下す必要があ るが、実施可能であることは確実だ」と述べ、「すべての顧客から受 けた最初の印象は、こうした資源への圧倒的な需要が間違いなくある ということだ」と語った。

モリコープはレアアース需要への対応で計画を推進している。世 界のレアアース供給量の9割強を占める中国が先月、今年1-6月 (上期)の輸出許可枠を35%削減すると発表したことが背景にある。

同CEOは3日、中国を除く世界での今年のレアアース需要は5 万5000-6万トンで、中国からの輸出は2万3000-2万4000ト ンが見込まれると述べた。

モリコープは2万トンの生産計画に向け、新規株式公開(IPO) で3億8000万ドルの資金を調達したほか、先月は住友商事から出資 と融資を合わせて1億3000万ドルの資金提供を確保している。スミ スCEOは、追加資金は今後半年の間に合弁事業から得られる公算だ と語った。

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