JPモルガン、米社債引き受け番付で3年連続首位-投資適格債

【記者:Sapna Maheshwari】

1月3日(ブルームバーグ):資産総額で米2位の銀行JPモルガ ン・チェースは、2010年の投資適格級の米社債引き受けランキング で3年連続の首位となった。

ブルームバーグのデータによると、JPモルガン・チェースは 10年に新発債496件、総額1016億ドル(約8兆3000億円)の引 き受けを手掛け、市場シェアは13.8%だった。バンク・オブ・アメ リカ(BOA)とシティグループはそれぞれ2位、3位を維持し、バ ークレイズ・キャピタルはモルガン・スタンレーに代わって4位に順 位を上げた。

JPモルガン・チェースの世界債券資本市場責任者、テレス・エ スパディ氏(ニューヨーク在勤)は「市場の投資意欲や新発債の消化 力という面で市場が強気だった時期もあったが、発行が非常に困難な 時期もあった」と述べた。

昨年の債券発行は、欧州のソブリン債危機への懸念を背景に、5 月には330億ドルまで落ち込んだ一方、9月は1620億ドルに達した。 投資適格債の利回り(平均)は1月に4.86%まで上昇したものの、 11月には3.53%と過去最低水準を記録した。カナダと英国を中心に 海外の発行体のシェアが41%と、過去最大だった。

ブルームバーグのデータによれば、BOAメリルリンチは552 件、総額916億ドルの案件を引き受け、シェアは12.5%だった。シ ティは364件、700億ドル相当を手掛けシェアは9.6%。バークレイ ズのシェアは8.5%(328件、627億ドル)で、09年の8%から拡 大した。

09年に10.1%だったモルガン・スタンレーのシェアは昨年8% に落ち込み、ランキングは4位から6位に後退。ゴールドマン・サッ クス・グループのシェアは8.2%(600億ドル)で、前年と同じ5位 だった。

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