ウィーン氏の今年の10大予想:米成長率と米国債利回りは5%に接近

米ブラックストーン・グループの 助言サービス部門の副会長、バイロン・ウィーン氏は、2011年は米 経済成長率と米10年債利回りがいずれも5%に接近し、金相場は1 オンス=1600ドルを突破するとの見通しを示した。同氏は米株式相 場が10年に底入れすると予想したものの、その後の上昇相場の規模 については正確に予測できなかった。

同氏は3日、恒例の「今年のびっくり10大予想」を発表。それ によるとトウモロコシ相場は1ブッシェル当たり8ドル、小麦相場は 同10ドル、大豆は同16ドルをそれぞれ上回ると予想。住宅着工件 数は60万戸を突破するとみている。S&P500種株価指数について は1500を上回る水準に上昇するとの見通しをあらためて示し、原油 相場は1バレル=115ドルに上げると予想した。同氏は1986年以来、 10大予想のリストを毎年公表している。

同氏は今回の発表で、「ブッシュ減税の継続が失業保険の給付延 長と相まって、すべての米労働者の気分を向上させた」と指摘。「貿 易や設備投資の改善に加え、より堅調な小売売上高を受け、実質国内 総生産(GDP)成長率は11年に5%近くに達するだろう。失業率 は9%を下回るとみている」と記した。

同氏は昨年6月、オプション市場でみられる悲観論の増加は、株 を買う時期の到来を示唆していると指摘していた。この予想ほど、 10年初め時点の見通しは正確ではなかった。モルガン・スタンレー の元シニアストラテジストである同氏は、米10年債利回りが5%を 上回り、民主党が中間選挙で20議席を失い、株式相場は横ばいで 10年を終えると予想していた。

実際には、民主党は下院で63議席、上院では6議席を失った。 米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げせず、S&P500種は 2010年を13%高の1257.64で終了。米10年債利回りは4月5日に 付けた3.99%が10年のピークだった。

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