香港証取:10年の出来高が過去最高-IPOと短期売買で取引膨らむ

香港証券取引所では昨年、株式の出 来高が過去最高となった。香港での新規株式公開(IPO)が最大規 模に達したほか、中国のインフレ対策をめぐる懸念で短期取引が増え たことが背景。

香港証取のデータによれば、2010年の上場株の出来高は34兆9900 億株となった。1営業日当たりの平均出来高も過去最高の1405億3000 万株。これまでの最高は年間の出来高総数が27兆1000億株、1営業 日平均が1106億3000万株で共に08年に記録した。

UOBケイ・ヒアンの法人セールスディレクター、スティーブン・ レオン氏は、「大型IPOが資金を呼び込み、大規模な資金の流れが生 まれた。この年の特徴は、短期的な取引が主流だということだ。指数 はそれほど大きく上がらなかったが、政策関連銘柄は短期的に大きな ボラティリティ(変動性)を示した」と述べた。

香港株の指標、ハンセン指数は昨年5.3%上昇。09年は52%高だ った。中国当局は昨年、預金準備率と政策金利の引き上げなどを通じ てインフレ対策を強化した。

香港証取を運営する香港取引所のデータによれば、香港株式市場 は昨年、株式向け資金として過去最高となる7895億香港ドル(約8兆 2600億円)を集めた。うち4122億香港ドルがIPOによるものだっ た。10月に実施されたAIAグループの205億米ドル(約1兆6700 億円)規模のIPOは、香港では過去最大となった。

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