商品が10年の相場上昇を主導-05年来の株・債券・ドル・商品同時高

2010年の株式、債券相場、ドル、 原材料価格は、2005年以来初めてそろって上昇。世界経済が底堅い回 復を示したの受け、上げを主導したのは商品だった。

19種類の原材料の相場動向を示すトムソン・ロイターズ/ジェフ リーズCRB指数は10年に17%上昇。株式相場の指標、MSCIオ ール・カントリー世界指数は配当再投資分を含め13%上昇となった。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのグローバル・ ブロード・マーケット指数に基づけば、債券のリターン(投資収益率) はプラス4.88%。主要6通貨に対する米ドル指数は1.5%上昇。CR B指数が他の指数より良い成績を収めたのは07年以来だ。

急速な経済成長を続ける中国が砂糖や大豆の記録的な需要と銅輸 入拡大に拍車を掛けたことで、投資家は原材料の買い入れを進めた。 一方、世界一の経済大国、米国で連邦準備制度理事会(FRB)が追 加の量的緩和を実施したことや世界的な低金利が金融資産の支えとな った。

米BB&Tウェルス・マネジメントで170億ドル相当の資産運用 に携わるウォルター・ヘルウィグ氏は、「財政・金融政策のサポートが あった。これがほとんどの分野の資産価格を下支えした。二番底回避 がより確実になり、それが基盤となる需要を生み出した」と述べた。

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