米社債市場のプレミアム、世界平均下回る-欧州問題とQE2反映

米社債市場での米国債に対する利 回り上乗せ幅(プレミアム)が、世界平均を下回っている。こうし た現象は過去に例がない。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチによれば、米 国の投資適格級社債のプレミアムは166ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)。これに対して、世界平均のプレミアムは169bp。 信用危機が深刻化した2008年12月には、米国では企業が社債投資 を呼び込むため、米国以外の市場に比べ約150bp高いプレミアム を支払う必要があった。

BNPパリバの信用ストラテジスト(ロンドン在勤)、グレッ グ・ ベニゼロス氏は、「欧州ではソブリン債問題をめぐる懸念が大きい一 方、米国では若干楽観的な見方がある」と述べた。

米ヘッジファンド、アーマード・ウルフのジョン・ブリンジョ ルフソン最高投資責任者(CIO)は、米連邦準備制度理事会(F RB)のいわゆる量的緩和第2段(QE2)が米国の債券投資リタ ーンを押し上げるだろうと指摘した。

同CIOは先月3日のブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、「強力な景気刺激策とQE2で、2011年は比較的力強い 景気となりそうだ。こうした環境では、社債はかなり良いパフォー マンスとなる傾向がある」と話した。

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