伊フィアット、米クライスラーIPO前に過半数株式取得も

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イタリアのフィアットは、20%出 資している米自動車メーカー、クライスラー・グループを再び株式公 開する前に持ち分を50%超に引き上げる可能性がある。両社の最高 経営責任者(CEO)を務めるセルジオ・マルキオンネ氏が明らかに した。

マルキオンネCEOは3日、ミラノ証券取引所で記者団に対し、 「可能性が高いかどうかは分からないが、クライスラーが2011年に 株式を公開すると決めた場合、われわれが出資比率を50%超とする 可能性はある」とし、「そうなれば、プラスの効果が得られる」と付 け加えた。

フィアットは、クライスラーの2009年の破産法適用による経営 再建の一環として20%の株式を取得。クライスラーが米国で小型エ ンジンを生産し、北米外の売上高目標が達成されれば、出資比率を今 年さらに15%引き上げる見込みだ。またクライスラーが米・カナダ 政府の融資を返済することで、フィアットはクライスラー株を新たに 16%取得するオプションの行使が可能になり、出資比率を51%に高 めることができる。

マルキオンネCEOはまた、フィアットとクライスラーを合併さ せる計画は現在ないとしたほか、クライスラーの新規株式公開(IP O)が今年後半になるとの見方をあらためて示した。

UBSのアナリスト、フィリップ・ウショワ氏(ロンドン在勤) は、「フィアットにとって、IPOの前にクライスラー株を51%取得 する方が安くあがりそうだ」と指摘。IPO前に購入オプションを行 使すれば、フィアットは10億-27億ドルを節減できる可能性があり、 「フィアット株には前向きなシナリオだ」と述べた。

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