米国株(31日):売り優勢-S&P500は年間13%高

米株式市場では売りが優勢の 展開となった。S&P500種株価指数は年間ベースで2年連続高。 また月間では、12月としては1991年以来の大幅高となった。

ダウ工業株30種平均では、シェブロンやヒューレット・パッカ ードの下げが目立った。CVSケアマークは下落。同社は保険会社ユ ニバーサル・アメリカン・ファイナンシャルの部門買収で合意した。 書店チェーンのボーダーズ・グループは大幅安。一部出版社への支払 いを延期したことが響いた。アルコアは、ダウ工業株で最大の上げ。

米証券取引所全体での騰落比率は約5対7。S&P500種株価指 数の終値は前日比0.1%未満下落の1257.64。年間では13%上昇、 今月は6.5%上げた。ダウ工業株30種平均は7.80ドル(0.1%)上 昇し、11577.51ドル。年間では11%高となった。

フェデレーテッド・インベスターズのファンドマネジャー、ロー レンス・クリアチュラ氏(ニューヨーク在勤)は「今年は車での長い 旅のようだった。途中、常に愉快なことばかりではなかったが、最終 的には良い旅だった」と指摘した。

決算、金融緩和

S&P500種は、好調な企業決算や米連邦準備制度理事会(F RB)の量的緩和を背景に7月の安値から前日までに23%上昇。こ の上昇で、S&P500種の株価収益率(PER)は15.7倍と6月 以来の高水準となった。

SGハンブロス(ロンドン)のアンドルー・ポッパー最高投資責 任者(CIO)は「来年の株式相場について、かなり楽観している」 とし、「この上昇が続くための環境は整っている。景気は世界的に回復 している」と続けた。

ブルームバーグ・ニュースが実施したストラテジスト11人を対 象にした調査によれば、S&P500種は2011年には1374へと

9.3%上昇し、08年からの上昇率は52%に達する見込みだ。

個別銘柄

シェブロンは0.4%安の91.25ドル。ヒューレット・パッカ ードは0.4%下げて42.10ドル。

CVSケアマークは0.7%安の34.77ドル。同社は、ユニバ ーサル・アメリカンの高齢者医療保険制度(メディケア)の処方箋薬 保険事業を約12億5000万ドルで買収することで合意したと発表 した。ユニバーサル・アメリカンは40%急伸し、20.45ドル。

ボーダーズは22%下げて90セント。米書店チェーン2位のボ ーダーズ・グループは、一部出版社への支払いを遅らせた。

アルミ生産で米最大手のアルコアは1.2%高の15.39ドル。

アイマックスは4.5%高の28.07ドル。ソニーが大型スクリ ーン映画館向け映写システムの設計を手掛けるアイマックスに1株 40ドル強で買収を提案する準備をしている可能性がある、と英紙デ イリー・メールがロンドンのトレーダーの話を引用し伝えた。

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