ドイツ銀、債券引き受け業務で2位に浮上-JPモルガンを追い上げ

ドイツの銀行最大手ドイツ銀 行は今年、世界の社債引き受け業務で順位を3つ上げて2位となった。 3年連続トップの米JPモルガン・チェースを追い上げている。

ブルームバーグのデータによれば、ドイツ銀の今年の引受額は 1760億ドル(約14兆3000億円)。シェアは全体の5.5%で、 昨年の5.1%から拡大した。1位のJPモルガンは2120億ドルで シェア6.7%と、昨年からほとんど変わっていない。

債券の発行が減少する中、金融機関は引き受け業務のシェア争い を展開した。今年の債券引き受け手数料は約16億ドル。2000年か ら07年までシェアトップだった米シティグループが信用危機の影響 で巨額の損失を計上したことも、ドイツ銀には追い風となった。

ドイツ銀は2月にクラフトフーズが実施した今年最大となる95 億ドル規模の社債発行で引き受け業務を担当。またメキシコの携帯電 話サービス会社アメリカ・モビルが6月に実施した25億ユーロ(約 2720億円)規模の社債発行も引き受けた。

ドイツ銀行の世界資本市場担当責任者、アイバー・ダンバー氏は 「金融危機で環境が厳しい時期に、他社が行わなかった取引をやり遂 げた」と説明した。

ブルームバーグのデータによれば、社債引き受けで今年世界3位 だったのはバンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチで、引き 受け額は1730億ドル。シェアは5.4%となった。昨年は4位だっ た。今年4位となったのは英バークレイズで、シェアは4.8%。

シティグループのシェアは4.6%で、少なくとも過去12年で 最小となった。01年には12.4%のシェアを占めていた。

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