邦銀トップの回顧と展望、「厳しかった2010年、卯年は飛躍の年に」

国際展開する銀行をめぐる規制強化 の議論、円高、日銀によるゼロ金利政策の復活など、さまざまなトピッ クに揺れた2010年の日本の銀行界。大手邦銀トップが12月のブルーム バーグ・ニュースのインタビューで語った今年の総括と来年の展望をま とめた。

三井住友フィナンシャルグループ北山禎介社長(64):

「先進国は1年前より難しい状況にある。金融危機の出口戦略を議 論していたが、その後ギリシャなどいろいろな問題が出てきた。程度の 不透明感が残るだろうが、リーマン危機直後の2年前と比べれば状況は 好転している。先進国経済も年の半ばくらいには、緩やかな右肩上がり になってくるとみている」

みずほフィナンシャルグループ塚本隆史社長(60):

「今年は環境的には厳しかったが、中期変革プログラムを発表し、 その進捗に手ごたえを感じている」「来年は回り出した車輪をさらに前 進させる年にしたい。新興国主導の世界経済は来年前半に減速を余儀な くされるとみているが、営業現場をさらに強化し、本源的な利益成長を 図っていきたい」

三菱UFJ信託銀行岡内欣也社長(59):

「今年の世界経済は本調子でなく、また多極化が進んだ1年だった」 「来年の十干・十二支は辛卯(かのとう)で飛躍の年と言われる。期待 を込めて、ファンダメンタルズの本格回復の年になってほしい。新興国 株は経済成長の過程で伸びてきており、日本経済の回復の鍵も株価だろ う。日経平均1万2000-1万3000円台になれば元気になる」

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