米国株(30日):下落、割高感で売り-経済統計に反応せず

米株式相場は下落。経済指標は 好調だったものの、S&P500種株価指数は6月以降で最も割高とな っていた。

ダウ工業株30種平均では、アメリカン・エキスプレス、デュポン、 ファイザーが大きく値下がり。アナダルコ・ペトロリアムは大幅高。 英紙デーリー・メールは、英豪系鉱山会社BHPビリトンがアナダル コに1株当たり90ドルで買収案を提示する可能性があると報じた。ま た、中古住宅販売成約指数が予想を上回る伸びとなったことを好感し、 D.R.ホートンなど住宅建設株は買い進まれた。

S&P500種株価指数は前日比0.2%安の1257.88。年初から は13%、月初からは6.6%それぞれ上昇している。ダウ工業株30種 平均は15.67ドル(0.1%)下げて11569.71。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツのウォルター・トッ ド氏は「今月は株にとっては素晴らしい月だった」とし、「こうした 大きな上昇後に一服感が見られても驚きはない。だが相場のプラス材 料はまだ整っており、かなり好調な2011年が予想される。きょうの 失業保険申請件数は実に大きなプラス材料だ」と続けた。

7月以降の上昇

S&P500種は、好調な企業決算や米連邦準備制度理事会(FR B)の量的緩和を背景に7月の安値から前日までに23%上昇。この上 昇で、S&P500種の株価収益率(PER)は15.7倍と6月以来の 高水準となった。

米労働省が発表した25日に終わった1週間の新規失業保険申請 件数(季節調整済み)は前週から3万4000件減少して38万8000件。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は41万 5000件だった。これを受け、通常取引前の時間外取引で株価指数先物 は下げを縮小した。

また、シカゴ購買部協会が発表した12月の景況指数では、製造業 活動が20年ぶりの速いペースで拡大したことが示された。12月のシ カゴ地区の製造業景況指数(季節調整済み)は68.6と、1988年7月 以来の高水準。ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調 査の予想中央値は61への低下だった。

個別銘柄

アメリカン・エキスプレスは0.8%安の42.51ドル。デュポン は0.7%下げて49.69ドル。ファイザーは0.6%安の17.49ドル

アナダルコは6.9%高の75.59ドル。BHPビリトンは、アナ ダルコに1株当たり90ドルでの買収案を提示する可能性がある。英紙 デーリー・メールが情報源を明示せずに伝えた。

D.R.ホートンは0.8%高の12.01ドル。全米不動産業者協 会(NAR)が発表した11月の中古住宅販売成約指数(季節調整後) は前月比3.5%上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調 査の予想中央値は0.8%上昇だった。前月は10.1%上昇(速報値

10.4%上昇)に修正された。

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