欧州株(30日):1カ月ぶり大幅安、割高感から売り

欧州株式相場は1カ月ぶり大 幅安となった。今年の株価上昇を受け、バリュエーション(株価評 価)が業績や景気見通しを上回る水準に拡大したとの見方が広がっ た。

英不動産関連株のテーラー・ウィンピーとバラット・デベロッ プメンツを中心にストックス600欧州指数が下げ、同指数を構成す る19産業グループすべてが下落した。産金会社、ランドゴール ド・リソーシズは2.4%安。

イタリアの銀行、ウニクレディトは3.1%下げた。イタリア政 府がこの日実施した国債入札で、落札利回りが上昇したことが売り を誘った。

ストックス欧州600指数は前日比1.3%安の277.02と、先 月29日以降で最大の値下がりとなった。年初来上昇率は9.1%。 企業利益の大幅増加に加え、各国の中央銀行による景気支援策で、 欧州のソブリン債危機で回復が損なわれるとの懸念が後退した。ブ ルームバーグがまとめたデータによると、同指数構成銘柄の予想P ER(株価収益率)は約12倍と、8カ月ぶり高水準に達した。

ハーグリーブズ・ランズダウンの英国株式部門責任者、リチャ ード・ハンター氏は「今年の株価パフォーマンスが堅調だったこと から、相場下落は意外ではない。商いが極めて薄いことから、値動 きが増幅された」と語った。

出来高

クリスマスと年末年始の休暇で今週の出来高は落ち込んだ。ブ ルームバーグのデータによると、ストックス600欧州指数構成銘柄 の出来高は約17億株。過去1年の1日平均は約42億株だった。

30日の西欧市場では、ルクセンブルクを除く17市場すべてで 主要株価指数が下落。テーラー・ウィンピーは1.1%、バラットは 1%下げた。

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