ドイツ「大き過ぎてつぶせない」銀行の再編コスト、業界が負担へ

【記者:Aaron Kirchfeld】

12月29日(ブルームバーグ):ドイツでは来年、経営難に陥った 金融機関を再編し、破綻した場合に業界全体や経済により広範な打撃 を与える「大き過ぎてつぶせない」銀行の救済回避を目指す新たな法 律が施行される。

連邦金融安定化局は年明け以降、700億ユーロ(約7兆5500億 円)規模の「再編基金」を管理・運営するとともに、銀行の再編コス トを賄い、システム全体にとって重要な部分を保護するため、金融機 関から課徴金を徴収する。金融安定化局が29日電子メールで配布し た声明で明らかにした。

ドイツ当局は11月に議会を通過した新法の下で、システム上で 重要な意味を持つ業務を別の金融機関や新たに設立する「ブリッジバ ンク」(つなぎ銀行)に移管し、事業の継続と再編を進めることが可 能になる。再編基金が課徴金を財源として、ブリッジバンクに資本や 保証を提供する。

金融安定化局の運営委員会のハネス・レーム委員長は「将来的に 銀行セクターが安定化策のコスト負担に貢献し、『大き過ぎてつぶせ ない』という理由でシステム全体にとって重要な銀行の救済を政府が 迫られる可能性が小さくなるだろう」と指摘した。

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