モビアス氏:中国株は来年反発へ-インフレ「許容範囲内」

主要途上国の株式で今年の騰落率 が最悪だった中国株は、政府によるインフレ抑制を受けて2011年に反 発すると、ファンドマネジャーのマーク・モビアス氏はみている。

テンプルトン・エマージング・マーケッツ・グループ会長として 約340億ドル(約2兆8600億円)相当の資産運用管理に携わるモビア ス氏は29日、電子メールでの質問に対し、10月以降の中国人民銀行 (中央銀行)による2回の利上げで、同国の消費者物価(CPI)は 「許容できる水準」にとどまると予想。金融政策の過度の引き締めに 対する投資家の懸念は和らぐだろうと指摘した。

中国の金融引き締めが経済成長を鈍化させるとの懸念から、上海 総合指数は年初来16%下落し、MSCI新興市場指数を構成する21 カ国の株式指数の中で最大の下げとなっている。中国の11月のCPI は前年同月比5.1%上昇と、過去2年余で最も高い伸びを記録した。

モビアス氏(74)は「われわれは、中国政府が11年にインフレを 許容できる水準に抑制することが可能だと確信している」と語った。 その上で「11年にCPIを約4%に抑えられれば、株式相場は上昇す るはずだ」と述べた。

同氏はさらに、「中国株はアンダーパフォームしたことで、地合い への悪影響はすでに織り込まれた」と指摘。「ハイパーインフレになる 可能性は非常に低いと思うが、そうならない限り、中国政府が11年に 大幅に流動性を抑えるとは考えていない」と話した。

--Zhang Shidong. With assistance from Irene Shen and Richard Frost. Editors: Allen Wan, Eric Martin

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 望月千晶 Chiaki Mochizuki +81-3-3201-7292 cmochizuki@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 麗英二 Eiji Toshi +81-3-3201-2421 etoshi@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: Zhang Shidong in Shanghai at +86-21-6104-3040 or szhang5@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Richard Frost at +852-2977-6607 or rfrost4@bloomberg.net

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