米JPモルガンを提訴-ペッターズ受刑者のねずみ講詐欺で

(2段落目以降に訴状の詳細を追加して更新します)

【記者:Joel Rosenblatt】

12月29日(ブルームバーグ)資産規模で米銀2位のJPモルガ ン・チェースなどが、詐欺罪で実刑判決を受けたトーマス・ペッター ズ受刑者が関与した「ねずみ講」から資金を得たとして、同受刑者の 投資会社の管財人が29日、JPモルガンをミネソタ州の連邦地裁に提 訴した。

訴状によると、投資会社ペッターズ・グループ・ワールドワイド の管財人ダグラス・ケリー氏は、ペッターズ社がインスタント写真最 大手だったポラロイド・ホールディングを買収した際に、JPモルガ ンなどがポラロイド株を売却することで計2億4000万ドル(約195 億円)余りを得たと主張。JPモルガンは当時、ポラロイド株の過半 数を保有していた。

訴状は、JPモルガンには、ペッターズ社が2005年にポラロイド を買収した際に「同社のデューデリジェンス(資産査定)を徹底的に 行う」機会があったはずだと指摘。ペッターズ社のポラロイド買収資 金は、ねずみ講を通じ得たものだと主張した。

訴状によるとJPモルガンはまた、ポラロイドの財務アドバイザ ーとして約4000万ドルの手数料と金利を受け取っていたほか、ポラロ イドに融資を提供していたという。

ペッターズ受刑者は昨年、35億ドル規模の詐欺に関与した罪で禁 錮50年を言い渡された。同受刑者は架空の購入契約を使って投資家の 資金を不正に集めていた。

JPモルガンの広報担当ダリン・オドゥヨエ氏はコメントを控え ている。

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