短期市場:翌日物0.075-0.08%、年末の当座預金22.6兆円

2010年の最終営業日の短期金融市 場で、無担保コール翌日物は誘導目標「0-0.1%」に対して0.075-

0.08%程度で取引されている。通常は年末の決済資金の需要が高まる が、日本銀行が昨年末を上回る潤沢な資金供給を実施しており、金融 機関の資金調達意欲は弱い。

短資会社によると、地方銀行や信託銀行が0.075-0.08%、都市 銀行は0.06%で調達している。一部地銀で0.09%の調達も見られた。 短資の担当者は、年末の資金需要の要因がはく落し、金利低下が進む とみている。前日の加重平均金利は0.080%、前週24日は約4年5カ 月ぶりの低水準となる0.079%を記録している。

午前9時20分の定例金融調節が見送られ、この日の当座預金は1 兆2000億円増の22兆6000億円程度と、昨年末(20兆3000億円程度) を2兆円以上上回る見込み。準備預金(除くゆうちょ銀)は1兆5000 億円増の17兆3000億円程度になる。

この日の翌日物は年末をまたぐ5日物(12月30日-1月4日) の取引となり、通常は年末の決済資金の需要が高まりやすいが、すで に資金手当てにめどを付けている金融機関が多く取引は低調だ。

例年上回る潤沢供給

日銀は今月20日に当座預金を3月末以来の高水準となる23兆円 程度に大幅拡大。その後も2週間近く21兆-22兆円台の高水準を維 持する異例の金融調節を続けている。今月の債券市場で金利が急上昇 したため、例年を上回る潤沢な資金を供給している。

28、29日の市場では、日銀が実施した30日スタートの年末越え の資金供給オペで、ターム(期日)物のオペとしては約11カ月ぶりに 応札額が通知額を下回る札割れを起こしており、年末の資金需要は減 退している。

準備預金の積みの進ちょく率かい離幅はプラス12%台と大幅に 進み、銀行に余剰資金が積み上がっている。年明けは資金需要が一段 と減少するため、積み最終日の1月15日まで余剰感の強い展開が続き そうだ。16日以降は新しい積み期間に入り、日銀が潤沢な資金供給を 継続するのか、金融調節に注目が集まっている。

レポ(現金担保付債券貸借)取引は、1月4日から5日にかけて 受け渡しされる翌日物が0.10%近辺で低位安定している。国庫短期証 券(TB)市場では年末の持ち高を確定した金融機関が多く、取引は 低調。証券会社の資金調達意欲も減退している。

東京金融取引所のユーロ円3カ月金利先物相場は上昇(金利は低 下)。前日の米国市場で国債利回りやドル先物金利が低下したことを受 けて買いが先行している。米7年債入札の好調な結果が背景。円 高・株安の進行も金利低下を促している。

金先市場の中心限月2011年9月物は前日比0.010ポイント高い

99.650(0.35%)と、11月24日以来、約1カ月ぶりの高値で取引を 始め、99.640-99.645で推移している。金先相場に影響を与えやすい 新発2年債300回債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の0.185% で取引されている。

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