米AIG:子会社の保証について報告怠る、1兆5300億円相当-州当局

米政府に救済された保険会社アメ リカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、2008年に損害 保険子会社2社が行った187億ドル(約1兆5300億円)相当の保険契 約者保証について報告を怠っていた。ペンシルベニア州の保険当局者 が明らかにした。

同州のロバート・プラッター保険長官代行は29日の報告書で、ナ ショナル・ユニオン・ファイア・インシュアランス・カンパニー・オ ブ・ピッツバーグとアメリカン・ホーム・アシュアランスは08年12 月31日時点で保証に関係する偶発債務が計1570億ドルあったと指摘 した。これに対し、当時開示されていた額は1383億ドルだった。2社 は他のAIG部門を支援するために保証を提供していたという。

同報告書によると、AIGはグループ内の保証を制限あるいは打 ち切るよう規制当局に指示されていた。ペンシルベニア州保険当局の ロザンヌ・プレーシー報道官は電子メールで、AIGに制裁金は科さ れないと述べた。

元テキサス州保険長官で、現在は米消費者連合の保険担当ディレ クターを務めるロバート・ハンター氏は、偶発債務を報告しなかった ことは「企業全体のシステミックリスクに関わるため、深刻な問題」 となり得ると語った。

保険会社は子会社が行っている保証の州当局への開示を義務付け られているが、バランスシート上に負債として計上する義務はない。 AIG広報担当のマーク・ハー氏は電子メールで、「今後は当社の開示 がより正確になるよう確実にするため、改善計画を導入した」とコメ ントした。

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