アップルなど採用の電子書籍方式、日本語に正式対応-縦書きが容易に

米アップルやソニーなどが電子 書籍向けに採用している閲覧方式「ePUB(イーパブ)」が来年5 月、日本語に正式対応する。業界団体の日本電子出版協会(JEPA) が、ePUB策定元の米技術標準化団体「国際電子出版フォーラム (IDPF)」から、このほど了承を得た。

三瓶徹JEPA事務局長が、29日付毎日新聞朝刊の報道を認める 形で、ブルームバーグの電話取材に明らかにした。三瓶氏によると、 もともと横書き文書を想定しているePUBで縦書き表示を行うには ソフト処理が必要だが、来年5月15日に完成予定のePUBの新バー ジョンが日本語に正式対応すれば、この手間が不要になる。

三瓶氏はそのうえで、日本語への正式対応に伴い「国内の出版社 や端末メーカーが開発時間を短縮でき、電子書籍普及を促進する効果 があるほか、海外に向け縦書き書籍を拡げるのにも役立つ」と述べた。

電子書籍の閲覧方式としては、国内携帯電話最大手シャープが開 発した、縦書きに適した「XMDF」や米アマゾン・ドット・コムの 端末「キンドル」に搭載されている「AZW」などが存在。ソニーは 米国などで販売の電子書籍端末ではePUBを採用してきたが、日本 国内で今月発売した端末ではXMDFを導入した。

野村総合研究所が20日発表した予測によると、日本の電子書籍端 末の普及台数は2015年度に今年度の18倍に当たる1400万台に達す る見通し。15年度のコンテンツ(情報の内容)配信の市場規模は同

2.8倍の2400億円となる見込みだ。

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