米FTC:資産家アイカーン氏のダイナジー買収提案を承認

米連邦取引委員会(FTC)は、 米資産家カール・アイカーン氏が米3位の独立系発電事業者ダイナジ ーに提示している6億6500万ドル(約550億円)の買収案を承認した。 FTCが28日、反トラスト法(米独占禁止法)に基づく審査の終了を ウェブサイトで明らかにした。

アイカーン氏は今月15日に、ダイナジー株を1株当たり5.50ド ルで取得する案を示した。買収実現には、米連邦エネルギー規制委員 会(FERC)の承認も必要なほか、買収金額引き上げを望むダイナ ジーの2位株主、ヘッジファンドのセネカ・キャピタルの反対などの ハードルが残っている。ダイナジーは少なくとも、アイカーン氏の買 収提案が失効する来年1月25日深夜まで、引き続き他の買収案も受け 付けるとしている。

今月23日の当局への届け出によると、アイカーン氏は買収提案の 期限を延長する可能性がある。同氏はダイナジー株の約15%を保有す る筆頭株主だという。

ダイナジーに対しては、米投資会社ブラックストーン・グループ が1株5ドルでの買収案を提示していたが、11月に株主がこれを拒否。 ダイナジー株の9.3%を保有するセネカは、アイカーン氏の提案は金 額が低過ぎるとして反対している。

FTCのこの日の発表について、セネカの広報担当、スコット・ ホフマン氏はコメントを控えた。

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