双日株4月来高値、レアアース担い手-中国が輸出枠削減

総合商社の双日株が一時、前日比

4.7%高の179円と急伸。4月16日以来、約8カ月ぶりの高値を付け た。中国が2011年のレアアース(希土類)輸出許可枠をことしに比べ 35%削減する姿勢を示したため、中国以外からのレアアースの供給先 拡大を進めている同社に買いが膨らんだ。

中国商務省が28日に公表した発表文によると、11年の輸出許可 枠第1弾は1万4446トンで、31社に割り当てられる。10年の第1弾 は2万2282トンで、ことしの数値はこれより35%少ない。同省は通 常、年2回に分け輸出枠を発表し、10年の第2弾は7976トンだった。

独立系調査会社TIWの水田雅展シニアアナリストは、「中国のレ アアースの輸出枠減少の発表を受け、中国以外でレアアースの取り扱 いを広げている双日に注目が集まっているのではないか」と話した。 また、商社株の中でも株価が低位である双日株が、特に好感されてい る可能性にも言及している。

同社は11月24日に豪ライナス社と提携し、将来的に年間9000 トン以上のレアアースの日本市場への安定供給に取り組むと発表して いる。また、同社が新たなレアアースの調達先として中国、オースト ラリア、ベトナムに加え、アフリカ南部を検討中で、13年をめどに日 本の現在の総需要の半分程度にあたる年間1万5000トン程度を確保 する体制構築を目指す、と12月1日に日本経済新聞(電子版)が報じ ていた。

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