台湾:今年3度目の利上げか、インフレ・住宅価格抑制で-30日会合

台湾の中央銀行は30日の金融政 策決定会合で、不動産価格上昇とインフレ加速を抑制するため、今年 3度目の利上げに踏み切る見通しだ。

ブルームバーグがエコノミスト14人を対象に実施した調査では、 彭准南総裁率いる台湾中銀が主要政策金利を0.125ポイント引き上げ、

1.625%にすると全員が予想。同中銀は6月と9月に同金利を過去最低 の1.25%から0.125ポイント刻みで引き上げた。発表は台北時間30 日午後3時(日本時間同4時)以降の予定。

利上げはさらに外国資本を呼び込み、台湾ドル高の勢いが増すリ スクがある。今月に入ってタイ、中国が利上げに踏み切っている。台 湾中銀は今週、為替デリバティブ(金融派生商品)規制を強化、輸出 企業の利益を脅かす台湾ドル高につながる資金流入を抑制するため、 一段の措置を講じた。

三井住友銀行のシニアエコノミスト、吉越哲雄氏(シンガポール 在勤)は、「物価抑制に向け中銀は利上げする必要がある」と指摘。ま た、利上げが投機資金を引き寄せることへの対策として、今後一段と 規制が強化される可能性は「非常に高い」との見方を示した。

ブルームバーグのデータによると、台湾ドルは過去6カ月間で対 米ドルで8.8%上昇、アジア通貨では最高の上昇率を示している。

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