高岳製株急騰、米電気自動車の走行実験に日本規格採用も

充電器などを手掛ける高岳製作所 株が一時、前日比10%高の394円と急騰。1997年6月以来、約13年 半ぶりの高値水準に戻した。米政府の電気自動車(EV)走行実験に 日本の充電器の統一規格が採用された、と29日付の読売新聞朝刊が報 道。同充電器の生産規模で業界トップの同社株に買いが入った。

同紙報道によると、今回の走行実験では310基の急速充電器を設 置する予定。日本の充電器の統一規格「CHAdeMO(チャデモ)」 をめぐっては2010年3月に日産自動車、三菱自動車、東京電力など 158社が「チャデモ協議会」を設立、普及を図っているという。

コスモ証券投資調査部の鳥居寛シニアアナリストは、「米国で日本 のチャデモ方式充電器が正式採用されれば、将来的に国際標準となる 可能性が高まる。EV向け急速充電器の将来性などから高岳製に買い が集まったようだ」と話した。同証では、今期(11年3月期)の急速 充電器の販売台数を前期比90%増の200台、売上高を最大2倍の6億 円と予測している。

同証では、高岳製の当面の目標株価を450円と設定。鳥居氏は、 「東京電力の電力機器更新需要で電力機器事業の収益拡大が見込める 上、スマートグリッド(次世代送電網)対応の変圧器など新規ビジネ スへの期待もある」と指摘、投資判断を「アウトパフォーム」で据え 置くとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE