イオンクレ株急騰、ショッピング収益拡大-総量規制影響も顕在化せず

イオンクレジットサービスの株価 が一時前日比5%高の1153円と大幅高。9カ月累計(2月21日-11 月20日)決算で、カードショッピング取扱高の増加を背景に、ショッ ピング収益の拡大が確認された。ショッピング収益の状況、キャッシン グ収益で貸金業法の総量規制などの大きな影響が顕在化しておらず、通 期(2011年2月期)利益の上振れを予想する声が出ている。

会社側が28日に発表した9カ月累計決算では、国内有効会員数の 増加やキャンペーン効果などから、カードショッピング取扱高は前年同 期比15%増の1兆8229億円と伸びた。ショッピング収益は13%増の 466億6700万円だった。ただ、円高によるマイナス影響やタイでの貸 倒引当基準の厳格化などが響き、連結営業利益は前年同期比2%減の 135億円となった。

野村証券の大塚亘アナリストは28日付リポートで、「国内カード 会員稼働率は64.3%と高水準を維持しており、会員数の拡大とあわせ て、ショッピング取扱高の増加に貢献したもよう」と分析。一方、前年 同期比37%減となった国内カードキャッシング取扱高の減少は想定通 りだとし、貸金業法の総量規制や武富士破たんの影響は今のところ顕在 化していないとした。

会社側決算を受け、同証券では今期連結営業利益予想を227億円か ら237億円に増額し、会社計画(230億円)からの上振れを予想。目標 株価は1260円から1270円に引き上げ、投資判断は「1(買い)」を強 調した。

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