米レバレッジドローン:今年は倍増-買収資金調達や借り換え需要支え

米国では今年、レバレッジドロ ーンの新規契約額が昨年の2倍以上になっている。大恐慌以降最悪と なった金融危機からの経済の立ち直りに伴い、プライベートエクイテ ィ(未公開株、PE)投資会社が買収資金の調達を進め、企業が債務 借り換えを活発化させたためだ。

ブルームバーグの集計データによると、今年の契約額は12月28 日時点で計3690億ドル(約30兆3700億円)余りと、昨年の1700 億ドルを上回っている。自動車部品・建築資材などを製造する英トム キンズや米外食店チェーンのバーガーキング・ホールディングスの買 収案件が伸びに貢献した。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の「レバレジッド・ コメンタリー・アンド・データ(LCD)」によれば、レバレッジドロ ーンの平均金利は、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に対する 上乗せ幅が3.91ポイントに縮小。昨年末は10.28ポイントだった。

バークレイズ・キャピタルとS&PのLCDによれば、買収資金 調達や債務借り換えの動きが活発な中、レバレッジドローン市場は資 金調達コストの低さを支えに来年も拡大するとみられている。ローン 担保証券(CLO)の復活も需要拡大に寄与する見込み。米連邦準備 制度理事会(FRB)が政策金利をゼロ付近に据え置く中、投資家が より高いリターンを求めていることが背景にある。

S&Pは通常、レバレッジドローンとジャンク(高利回り・高リ スク)債の格付けを「BBB-」を下回る水準としている。ムーディ ーズ・インベスターズ・サービスは「Baa3」未満。

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