NY粗糖先物が30年ぶり高値-世界の供給落ち込むとの懸念台頭

ニューヨークの粗糖先物相場は30 年ぶりの高値に達した。世界最大の産地であるブラジルの乾燥した天 候とオーストラリアの記録的豪雨の影響で、世界の供給が落ち込むと の見方が広がり買われた。

ABNアムロとVMグループは、世界の砂糖需要が2010年10月 -11年9月に1億6530万トンに達し、供給を約300万トン上回ると 予想し、供給過剰になるとの見通しを修正した。両社のリポートによ ると、ブラジルでは生育期初期に乾燥した天候に見舞われた上、収穫 期の降雨でサトウキビに被害が出た。粗糖相場は年間ベースで3年連 続の上昇となる見通し。

FCストーン・グループ(ブラジル)のリスク管理コンサルタン ト、ブルーノ・ザネッティ氏は「市況は相場上昇を示唆している」と 指摘。「休暇シーズンで出来高が非常に薄くなっているため、相場は急 激に動く可能性がある」との見方を示した。

ICEフューチャーズUSの粗糖先物11年3月限は、前日比0.75 セント(2.2%)高の1ポンド当たり34.39セント。一時は34.6セン トと、中心限月としては1980年11月25日以来の高値に達した。年初 来では28%上昇している。

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