【個別銘柄】資源、アドテスト、不二越、ダイト、第一生命、LTT

28日の日本株市場で株価変動材料 の出た銘柄の終値は以下の通り。

資源関連株:東証1部33業種の下落率トップに1.6%安の鉱業、 4位に0.9%安の石油・石炭製品。個別でも国際石油開発帝石(1605) が前日比1.7%安の48万2000円、東燃ゼネラル石油(5012)が3.3% 安の885円など。中央銀行の利上げ実施で中国経済の減速が懸念され る中、今後の資源需要の減退を見込む売りが関連銘柄に広がった。

配当権利落ち銘柄:東証1部の下落率上位に6.3%安の760円と なった鳥越製粉(2009)、5.6%安の9万200円となったSRIスポー ツ(7825)、5.1%安の203円となったオエノンホールディングス(2533) など12月決算銘柄が並んだ。これらは期末配当を実施しており、きょ うが権利落ち日だったため、持ち高整理の売りに押された。資源関連 で下げの目立った東燃ゼネ石、昭和シェル石油(5002)なども12月決 算、配当実施銘柄だった。

アドバンテスト(6857):1.6%安の1850円。DRAM価格の下落 などで主力の半導体テスタ市場の環境が悪化しており、野村証券の和 田木哲哉アナリストは27日付リポートで、足元の受注状況は厳しいと 指摘。半導体試験機器メーカーの米ベリジー買収についても、可能性 が低くなったとしている。

不二越(6474):3.4%高の272円。新興国を中心に自動車用軸受 けなどの販売が想定より伸び、2010年11月期の連結経常利益は65億 円程度(前の期は50億円の赤字)と、従来予想を5億円ほど上回った 公算が大きいと28日付の日本経済新聞朝刊が報道。収益改善を好感し た買いが優勢だった。

富士電機ホールディングス(6504):3.3%高の254円。発電装置 の小型・大容量化につながるパワー半導体を新たに開発、新エネルギ ー向けにパワー半導体事業の拡大期待が高まった。28日付の日経産業 新聞は、同社が風力・太陽光発電システムなどに搭載すると装置のサ イズを従来の半分にできる電力制御用の複合部品を開発した、と報道。 パワー半導体をパッケージした部品で、来年1月に発売するという。

宝印刷(7921):3.6%安の651円。企業のコスト削減意識の高ま りからディスクロージャー印刷が低迷、11年5月期の連結純利益予想 を従来比56%減の3億4000万円に下方修正した。収益環境の厳しさ を懸念した売りに押された。

ダイト(4577):150円(19%)高の936円とストップ高(制限値 幅いっぱいの上昇)。政府による調剤報酬の改定などの政策を受けてジ ェネリック市場が拡大しており、11年5月期の連結純利益予想を従来 比19%増の9億5000万円に上方修正した。良好な収益環境が確認さ れ、買いが膨らんだ。

第一生命保険(8750):2.1%高の13万3600円。1000億円前後を 投じてオーストラリアの同業、タワー・オーストラリア・グループの 未保有株をTOB(株式公開買い付け)で全株取得すると28日付の日 経新聞朝刊が報道。海外展開の強化を見込む買いが先行した。第一生 命は取引終了後、豪タワー社の完全子会社化を正式発表。

LTTバイオファーマ(4566):4000円(23%)高の2万1150円 とストップ高。資本業務提携を締結中の北京泰徳製薬が27日付で中国 の深セン証券取引所創業板に新規株式上場にかかわる申請を行った、 と午後の取引時間中に発表。LTTバイオでは、北京泰徳製薬の発行 済株式11.52%を保有しており、含み益発生や今後の恩恵波及を見込 む買いが膨らんだ。

サーラコーポレーション(2734):9.3%高の459円。持ち分法に よる投資利益など営業外収益の増加を受け、10年11月期の連結純利 益は従来予想比40%増の2億1000万円になったもよう、と前日発表。 好業績を好感した買いが優勢となった。

東日本銀行(8536):3.5%高の179円。一時185円と4月22日以 来、約8カ月ぶりの高値を付けた。同社は27日、01年に整理回収機 構を対象に発行した優先株式200億円を買い戻し、公的資金を完済す る計画を発表、経営状況の改善を評価する買いが先行した。

アンジェスMG(4563):8.7%高の12万2700円。塩野義製薬と 核酸医薬を使ったアトピー性皮膚炎の治療薬を共同開発するライセン ス契約を結んだ、と前日発表。今後の収益貢献を見込む買いが入った。

ミニストップ(9946):3.6%高の1392円。会社側が前週22日に 11年2月期の業績予想を上方修正した主因の既存店の増収トレンド は当面続くとして、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は27日、投 資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を1200円から 1600円に引き上げたことを受けた。

鬼怒川ゴム工業(5196):3.6%高の406円。イタリアのフィアッ トと中国資本系のBYDから車体シール部品を受注したと一部で報じ られ、業績寄与への期待から買いが入った。共同通信が28日午前に報 じたところ、いずれも中国市場向けの車種用で、2社からの受注は初 めてとなる。

象印マホービン(7965):2.4%高の216円。「極め羽釜」炊飯ジャ ーなどが伸び、10年11月期の連結営業利益は前の期に比べ50%増の 18億7100万円となった。11年11月期は前期比18%増の22億円を計 画、収益拡大基調の持続が好感された。

日本トリム(6788):1.2%高の1815円。発行済み株式数の1.4% に当たる6万株、総額2億5000万円を上限に自己株式を取得すると前 日発表。株式需給の改善が見込まれた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE