ミニスト株が昨年10月来高値、既存店増勢見込み三菱モルガン格上げ

イオン系でコンビニエンスストア 業界5位のミニストップ株が一時、前日比4.8%高の1408円と3連騰。 昨年10月1日以来、約1年3カ月ぶりの高値を付けた。会社側が前週 22日に今期業績予想を上方修正した主因の既存店の増収トレンドは 当面続くとして、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断 を上げており、今後の業績、株価の上向きを期待する買いが入った。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の金森淳一アナリストは27 日付のリポートで、ミニスト株の投資判断を「中立」から「アウトパ フォーム」に、目標株価を1200円から1600円にそれぞれ見直した。 既存店の販売モメンタム(勢い)の改善が継続すると見ているためだ。

ミニストでは9月に続き、12月22日に業績計画を上方修正。今 期(2011年2月期)の連結営業利益予想を従来の66億円から前期比 75%増の71億円に増額した。第3四半期(9-11月)は、10月にた ばこの値上げによる駆け込み需要やその反動の影響があったが、12月 に入り既存店の1日当たり客数、客単価とも前年を上回る見通しで、 回復基調が顕著な点を修正理由として挙げている。

前回9月時は、「直営店舗の閉鎖を主とした販管費削減効果が計画 より進んだことを背景に、上期のみの修正だった」と金森氏。しかし 今回は、既存店販売でたばこの減収が懸念していたほど生じなかった 上、米飯、ファーストフードの伸びなどから第3四半期の平均増収率 が前年同期比1.6%増、12月も同2-3%増と下期会社計画のゼロを 超えて推移しているためという。

たばこ値上げの売り上げへの影響は、「販売数量の落ち込みが一巡 する一方、売価上昇分が増収効果となり、既存店売上は2-3%の押 し上げと推定」する同氏は、たばこ価格変更の時期が10月だったこと を考慮すれば、「12年2月期の上期中は、販売モメンタムの改善が継 続する」と予想。11年2月期の連結営業利益予想は会社計画と同じ71 億円とし、12年2月期はこれまでの71億円から77億円に引き上げた。

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