商品相場が金融資産を2年連続で上回る成績-来年は銀が急上昇か

資産運用担当者の懸念が過去最大 級の景気刺激策と新たなリセッション(景気後退)の可能性との間で 揺れ動く中、投資家は引き続き商品相場に対して強気だ。商品は2年 連続で株式と債券のパフォーマンスを上回っている。

商品相場の指標となるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P) のGSCI指数は今年20%上昇と、先進国株の指標、MSCI世界 指数の9.1%高、バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの 米国債指標が示すリターン(投資収益率)、プラス5.3%を上回る実 績だ。

為替トレーダーはドル高に賭けている。ただ、ブルームバーグの データによれば、商品相場は過去20四半期のうち16四半期はドル と逆方向に動いており、これは逆張りを意味する。

ブルームバーグがアナリスト100人余りを対象にまとめた調査に よれば、銀相場は来年、最大で37%上昇する見込みで、調査対象と なった15商品で最も大きな値上がりとなりそうだ。

商品としては今年最悪のパフォーマンスだった亜鉛は21%高が予 想されている。先週13年ぶり高値に達したアラビカ種コーヒーが約 7%の上昇と、商品では最も低迷すると見込まれている。

バークレイズ・キャピタルのロンドン在勤アナリスト、ロクサ ナ・モハマディアンモリナ氏は22日の電話インタビューで、商品需 要の強さについて、「1930年代以降最悪のリセッションと大半の種 類の資産の急落から抜け出たばかりであることを考慮すると驚きだ」 と話した。同氏を含むバークレイズ・キャピタルの18人のアナリス トは昨年の原油・銅相場の底を正確に予測した。

昨年はS&PのGSCI指数が50%上昇。MSCI世界指数は 27%高、米国債はマイナス3.7%のリターンだった。

石炭から鉄鉱石、亜鉛まで大半の商品で世界一の消費国となって いる中国が、第二次大戦後初の世界同時リセッションからの回復を主 導し、今年は投資先として資源が選好された。各国の景気は拡大を続 けており、資源獲得競争が激化している。

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