富士電機H株5カ月ぶり高値、新エネルギー向けパワー半導体に期待

電機システムなどを手掛ける富士 電機ホールディングス株が一時、前日比3.3%高の254円と上昇。日 中ベースでは7月15日以来、約5カ月ぶり高値を付けた。発電装置の 小型・大容量化につながるパワー半導体を新たに開発し、新エネルギ ー向けにパワー半導体事業の拡大期待が高まった。午前の売買高は 918万株と、きのう1日の約2倍に達する。

28日付の日経産業新聞は、同社が風力・太陽光発電システムなど に搭載すると装置のサイズを従来の半分にできる電力制御用の複合部 品を開発した、と報じた。パワー半導体をパッケージした部品で、来 年1月に発売するという。

同社IR広報室の加藤裕子氏は、報道内容は同社の説明に基づく ものだとした上で、「パワー半導体ではまだ新エネルギー向けが占める 構成は少ないが、市場が成長予測されていることから、この2年ほど 注力している」と述べた。

富士電機Hでは、パワー半導体が大半を占める半導体部門の今期 (2011年3月期)の売上高は前期比24%増の865億円、営業損益は 65億円の黒字(前期は37億円の赤字)を見込んでいる。加藤氏は、 工作機械や工場機械のインバーター向けや産業用ロボット向けに伸び ているとし、損益面ではコスト削減が大きく寄与しているとしていた。

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