東日本銀株8カ月ぶり高値、公的資金200億円完済へ-経営改善評価

東京、茨城を中心に展開する東日 本銀行株が一時、前日比4.1%高の180円と続伸。4月28日(181円) 以来、8カ月ぶりの高値を付けた。同社は27日、200億円の公的資金 を完済する計画を発表しており、足元の経営状況の改善を評価する買 いが先行した。

東日本銀が前日発表したリリースによると同行は、2001年に整理 回収機構を対象に発行した優先株式200億円を買い戻す。取得する株 式総数は1000万株、取得価額は200億円に経過優先配当金相当額を加 えたものになる。取得期間は、11年2月25日の臨時株主総会終結時 から3月30日まで。

同行の説明では、10年9月末現在で公的資金の返済財源として余 剰金が283億円確保出来ている。公的資金返済後の自己資本比率も

9.6%と、公的資金投入直後の自己資本比率8.9%を上回る見通しであ ることなどを考慮、同行は公的資金を速やかに返済することが適切で あると判断したという。

コスモ証券投資情報部の清水三津雄副部長は、「最近の流れで、P ER、PBRが低めの特徴を持つ地銀株が物色され、見直しが入って きている」と指摘。その上で、「返済が出来るということは、それなり に経営状況が良くなってきているということだろう」と話した。ただ、 融資先の多数を占める中小企業の経営状況が、現状の経済状況の中で 本当に良くなってきているのかどうか、という懸念もあると言う。

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