アドテスト株が反落、市場環境悪化でテスタ受注の低迷懸念

半導体製造装置を手がけるアドバ ンテストの株価が一時前日比1.6%安の1850円と反落。DRAM価格 の下落などで主力の半導体テスタ市場の環境が悪化しており、野村証券 では足元の受注状況は厳しいと指摘。半導体試験機器メーカーの米ベリ ジー買収についても、可能性が低くなったとしている。

野村証券の和田木哲哉アナリストは27日付リポートで、同社に対 する決算プレビュー取材を行ったところ、会社側は10月の段階で10- 12月受注の前四半期(233億円)からの増加を期待していたものの、足 元では「受注は前四半期比で横ばい傾向にある」ことを挙げ、DRAM テスタの強い逆風を実感したとコメントした。

また、ベリジーは23日、アドテストから1株15ドルの買収修正案 を受け取ったことを明らかにした。ベリジーによると、当初は12.15ド ルでの提案だった。和田木氏は、ベリジーの経営陣がアドテストによる 買収にあまり興味を示していないと主張。これ以上の価格引き上げはエ クイティファイナンスのリスクなどがあり、アドテスト株主にとってメ リットは希薄で、ベリジー買収の可能性は低くなってきたとみている。

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