第一生:豪タワーの完全子会社化を発表、996億円で全株取得

第一生命保険は28日、豪生保タ ワー・オーストラリア・グループを来年5月をめどに完全子会社化す ると発表した。当局の認可を前提に、スキーム・オブ・アレンジメン トという友好的な買収方法を用いて豪タワー株71.04%を11億9300 万豪ドル(約996億円)で追加取得する。第一生命は今回の買収をて こに、グローバル展開を加速させる。

第一生命は現在、タワー社の株式28.96%を保有する筆頭株主。 2008年に英投資会社のギネス・ピート・グループから376億円で取得 していた。スキーム・オブ・アレンジメントは、タワー株主総会や豪 裁判所の承認を条件とした手続きで、豪州の買収では一般的な手法と いう。取得資金は手元資金で賄う。

みずほインべスターズ証券の水元英正アナリストは今回の買収検 討について「少子高齢化で国内市場が縮小するなかで、海外展開して いくのは成長シナリオとしてポジティブに評価できる」と指摘。第一 生命の「海外での買収はこれを機に加速していくだろう」との見通し を示した。

28日の株価終値は前日比2.1%高の13万3600円。

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