【テクニカル分析】ドル、82円30銭割れば戦後最安値も-みずほコーポ

みずほコーポレート銀行市場営業 部の田中宏幸チーフテクニカルアナリストによると、一目均衡表を用 いたテクニカル分析の観点から、ドル・円相場が1ドル=82円30銭 付近を下抜けた場合、ドルが急落し、戦後最安値(79円75銭)を試 す可能性があるという。

田中氏は、ドル・円相場の現状について「上昇トレンドが失敗し、 下落トレンドに入るのか、もしくは82円前半から84円半ばのレンジ でのもちあいか、その下限をトライしようとしている」と分析。その 上で、ドルが今月7日の安値(82円34銭)や日ベースの「雲」の下 限、週ベースの「転換線」が控える82円30銭台を下抜ければ、「85 円から80円という大きなレンジに変わった」と見なされ、1995年4 月に記録した戦後最安値も視野に入ってくると予想している。

田中氏は「円高トレンドが続いていた相場が雲の上に顔を出し、 一気にベア(弱気)からブル(強気)に変わったので87円ぐらいまで いくのがこれまでのパターンだが、もしここで再び円高に行くようだ とこれまでのパターンとは違うので、75円というような可能性も考え なければならないかもしれない」と語った。

ブルームバーグ・データによると、2本の先行スパンで挟まれた 価格帯の「雲」は27日時点で上限が83円07銭、下限が82円33銭付 近にある。過去9週間の高安値の平均値を結んだ「転換線」は現在、 82円37銭付近を通っている。

28日午後零時15分現在の東京市場のドル・円相場は82円55銭 前後で推移。田中氏によると、ドルが急落した場合、年明けに「雲」 がねじれるタイミングでいったん底をつける可能性があるという。ま た、「現状ターゲットである82円台前半まで行かずに83円07銭の雲 の上限を挟んで行ったり来たりして、ちょうど雲のねじれあたりから 動き始める」という展開も考えられるとしている。

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