【テクニカル分析】米10年金利3.8%まで上昇も-三菱UFJ・今井氏

三菱東京UFJ銀行金融市場部戦 略トレーディンググループの今井健一次長によると、米10年国債利回 りはテクニカル分析から上昇する可能性が高まっており、今年4月に 付けた3.8%近辺がめどになるという。

米10年債利回りをフィボナッチ分析で見ると、4月5日に付けた 今年の最高4%から10月8日に付けた最低2.33%まで低下した後の

61.8%戻しとなる3.36%を13日に上回り、約7カ月ぶりの高水準

3.56%を付けた。その後、3.24%まで低下したものの、再び節目とな る3.36%を上回っており、28日時点で3.49%まで上昇している。

今井氏は、「利回りの上昇基調を考えると、目先の目標は76.4% 戻しの3.61%になるが、昨年に2.5%から4%まで150ベーシスポイ ント(bp)程度上昇した経験を踏まえると、今回は3.75-3.8%まで 上昇する余地がある」と分析した。

昨年の米10年債利回りは、米連邦公開市場委員会(FOMC)で 米国債の購入を決定した3月18日の2.46%から6月11日の4%まで、 3カ月間弱で154bp上昇する場面があった。

今井氏は、米国債市場を取り巻く環境についても、「中国の利上げ や米国債の入札、雇用統計など重要な経済指標の発表と、利回り上昇 のきっかけになりやすい材料が多い」と指摘する。

フィボナッチ分析は、相場が高値と安値の間を分割したフィボナ ッチ比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%、76.4%)に応じて上下の 値動きをするとの理論に基づいている。

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