ソニー:イメージセンサーに1000億円追加投資-能力倍増

ソニーは27日、デジタルカメラや スマートフォンなどに搭載される半導体のCMOS(相補性金属酸化膜 半導体)センサーやCCD(電荷結合素子)のイメージセンサーを増産 すると発表した。2011年度末までに総額約1000億円を追加投資し、生 産能力を現在の2倍に引き上げる。

ソニーは9月、熊本工場で約400億円を投じCMOSセンサーを10 年度下期から11年度にかけて増産すると発表したが、今回、経済産業 省の助成金も活用することで追加投資を決めた。CMOSセンサーとC CDの生産能力は、直径300ミリウエハー換算で現在の月2万5000枚 から同5万枚へ倍増する。

今回の追加投資は、11年度初めに東芝から長崎工場(諫早市)第2 棟を買い戻す費用とその後の生産ライン整備に充てるほか、半導体子会 社「ソニーセミコンダクタ九州」が以前から運営している同工場第3棟 の設備購入などにも充当する。第2棟は、プレイステーション3(PS 3)用MPU(超小型演算処理置)の「Cell(セル)」も生産して いるが、その一部をCMOSセンサーの増産用に転換する。

画像を捉える機能を持つ撮像素子のCMOSセンサーやCCDは 「電子の目」とも呼ばれる半導体。CCDは、ソニーが飛行機や各種カ メラなどに搭載する半導体として世界に先駆けて事業化し、高いシェア を持つ。同社はイメージセンサーで世界最大手。

一方、同じ撮像素子でも高速処理を得意とするCMOSセンサーは 近年、デジタル一眼レフ、デジカメ、携帯用カメラなどへの搭載量が増 加。さらに、足元はスマートフォンやタブレットPC(パソコン)向け の需要も急増していることから、増産に踏み切る。

ソニー広報担当の安河内陽子氏によると、CCDとCMOSを合わ せたイメージセンサーの同社の世界シェアは、10年度見込みの金額ベー スが45%と首位。携帯電話向けの数量シェアは同10%以上を予想する が、将来的には30%に伸ばしたい考え。

--取材協力 林純子 Editors:Tetsuki Murotani Takeshi Awaji Hitoshi Sugimoto

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