UCルサールのノリリスク持ち分は最低150億ドル-持ち株会社会長

ロシアの資産家オレグ・デリパス カ氏が率いるアルミニウム生産世界最大手UCルサールが保有するノ リリスク・ニッケル株の評価額は最低150億ドル(約1兆2400億円) 相当に上るとの見積もりを持ち株会社のナサニエル・ロスチャイルド 会長が表明した。ノリリスクが先週提示した買い戻し額を30億ドル上 回る水準。

ルサール持ち株会社ENプラス・グループのロスチャイルド会長 は電子メールで、ルサールが持つノリリスク株25%の価値は「保守的 に見ても150億ドルであり、ほぼ間違いなく、それ以上だ」と述べた。

ニッケル生産世界最大手のノリリスクは16日、120億ドルでの自 社株買い戻しをルサールに提案。これを受け、野村ホールディングス は先週、ルサールがノリリスク株を手放せば、ノリリスクの企業戦略 をめぐるデリパスカ氏と同社株主のウラジミール・ポタニン氏との長 期にわたる対立解消につながる可能性があると指摘した。

ルサールは当初、ノリリスクの提案を拒絶したが、22日には取締 役会が提案を検討する意向を表明。ルサール株の17%を保有するロシ アの資産家ミハイル・プロホロフ氏は20日、同国紙ベドモスチに対し、 ルサールがノリリスク株を120億-150億ドルで売却する可能性があ るとの見方を示した。

ノリリスクの広報担当エルジェナ・ミンタソワ氏は23日遅くにモ スクワで開催された取締役会後に、ルサールが提案を拒否した場合に 備え、少数株主からの自社株買い戻しの可能性を検討していると話し た。

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