原油100ドルへの上昇失速も-メキシコ湾岸の在庫、1月に再び増加か

米メキシコ湾岸で減少している 原油在庫が来年1月に再び増加し、1バレル当たり100ドルに向かう原 油相場上昇の勢いが弱まる可能性がある。石油精製会社は年末の納税額 を抑制するためこの地域の在庫を減らしており、原油在庫は今月、過去 30年で最大の落ち込みを示した。

米エネルギー省のデータによると、米国の原油在庫の半分以上が 集中するメキシコ湾岸州の原油在庫は今月9.2%減少し1億6730万バ レルとなった。原油相場は23日、2年ぶりの高値である91.51ドルを 付け、年初来の上昇率は15%となった。

ライス大学ベーカー公共政策研究所(テキサス州)のエネルギー担 当フェロー、ケン・メドロック氏は「90ドル台の水準が1月中旬過ぎ まで持続可能とは思えない。1月1日から在庫が若干積み増されると考 えられるからだ」と述べた。

原油相場が高騰するなか、会計基準に基づけば石油精製会社は在庫 を削減することにより2010年の税額控除の適用を増やすことができる。 メキシコ湾の12月の在庫は過去29年間で27回減少している。1月の 在庫は過去5年間で4回増加した。

メキシコ湾岸の原油在庫は今月17日終了週に1月1日時点の水準 を4.1%上回っている。11月末時点では15%上回っていた。今月の減 少率は、12月の過去5年間の平均である4.8%のほぼ2倍となってい る。

ショーク・グループ(ペンシルベニア州)のスティーブン・ショー ク社長は「1月初めにかけて在庫の減少は続くと予想されるが、その 後、1月下旬から2月にかけて回復するだろう」との見方を示した。

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