再生エネルギー株から1000億円流出、信用危機余波-ブラックロック

再生可能エネルギー関連株式から の資金流出額は今年、過去最高になった。ブラックロックなど資産運用 会社によると、信用逼迫(ひっぱく)で太陽光・風力発電計画の見通し が曇り、2009年の動きが反転した。

トムソン・ロイター傘下のリッパーが集計したデータによると、今 年1-10月の資金流出額は9億3100万ユーロ(約1000億円)とな り、世界的な金融危機で投資需要が冷え込んだ08年の流出額を超えた。 09年は13億ユーロの資金流入だった。

クリーンエネルギー計画に対する融資条件が引き締められたこと、 中国メーカーとの競合激化、欧州各国の補助金削減などで、ファンドマ ネジャーが以前は好んで買っていたベスタス・ウィンド・システムズな どの株が売られた。同社は風力タービンメーカー世界最大手。別の調査 によると、石油・ガス会社の株を保有するファンドがリターン(投資収 益)を増やした。

29億ドル(約2400億円)を運用するブラックロック・ニューエ ナジー・ファンドのマネジャー、ロビン・バッチェラー氏は電子メール で、「新エネルギー市場や関連株は信用危機で大きな影響を受けた。政 府が財政問題で新たな懸念材料を多く抱えているとみられていることも 難しい環境をつくり出している」と指摘した。ブラックロックは世界最 大の資産運用会社。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチが今月3-9日に 資産運用会社209社(運用総額5690億ドル)を対象に行った調査によ ると、保有が最も増えたのは在来型エネルギー関連株だった。

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