【個別銘柄】キヤノン、エルピダ、双信電、大日印、アイシン精、三益

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

キヤノン(7751):前週末比0.9%高の4310円。一時4335円を付 け、4月30日以来、約8カ月ぶりの高水準に回復。未定としていた 2010年12月期の期末配当を1株65円にすると24日に発表。年間では 120円と、09年12月期から10円の増配になる見通しで、株主還元拡充 と好感された。

エルピーダメモリ(6665):1.6%高の942円。一時982円を付け、 12月1日以来の高値に回復した。台湾DRAMメーカーの力晶科技、 茂徳科技と経営統合を視野に資本提携交渉に入ると25日付の読売新聞 が報道、将来的なシェア拡大などが期待された。

双信電機(6938):21%高の455円ストップ高(制限値幅いっぱい の上げ)。なお4万9100株の買い注文を残した。太陽光や風力の発電 装置、鉄道車両に搭載する新型コンデンサーを11年に投入することが 明らかになった。同社はこれまで産業機器向けにコンデンサーを販売し ており、新たな成長の柱と期待されたようだ。会社の説明では来年度か ら業績に寄与する。

フージャースコーポレーション(8907):17%高の3万8000円。 一時3万8950円を付け、08年5月16日以来、約2年7カ月ぶりの高 値を更新した。神奈川県横浜市に新規マンション分譲を目的として事業 用地の取得をしたと24日に発表。収益貢献などが期待された。

山下医科器械(3022):4.6%安の1120円。医療モール事業の固定 資産を減損処理する方針を固め、11年5月期の連結純損益予想を3億 1000万円の赤字に下方修正した。従来予想は1億2900万円の黒字だっ たため、赤字転落で売り注文が優勢となった。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):4.7%安の282 円。11年3月期末までに傘下の日本ビクター全体で500人規模の早期 退職者を募集すると24日に発表。今期業績予想に対する影響はないと したが、事業環境の厳しさが再認識される形となり、売りが集まった。

高島屋(8233):1.3%高の711円。主力の百貨店事業が改装など で回復したほか、不動産事業や金融業も堅調に推移、3-11月(9カ 月累計)連結営業利益は前年同期比56%増の107億円となった。業績 堅調を受け買いが先行した。

三益半導体工業(8155):6.6%高の940円で高値引け。午後1時 発表の6-11月決算を受けて買われ、8月10日以来、約4カ月半ぶり の高水準に回復した。300ミリウエハーを中心に半導体事業が拡大し、 6-11月の単独純利益は前年同期比4.6倍の6億5700万円となった。

アイシン精機(7259):2.3%高の2913円。世界シェア首位の自動 変速機(AT)をトヨタ自動車以外への拡販を推進していることや、中 国などの自動車販売台数の増加による販売好調から、今期(11年3月 期)業績が会社計画を上回るとの期待感が強い。みずほ証券では今期営 業利益予想を1160億円から1520億円(会社計画は1400億円)へ増額 し、目標株価を2840円から3350円へと引き上げた。

大日本印刷(7912):1.8%高の1122円。福岡県北九州市にリチウ ムイオン電池の外装材であるソフトパックと太陽電池用バックシート・ 封止材を生産する工場を新設すると27日に正式発表。将来的な収益寄 与が期待された。投資額は約60億円で、稼働開始は11年4月。生産能 力は従来に比べ、約3倍になる予定。

日立建機(6305):1.6%高の1958円。10-12月期の連結営業利 益は前年同期比10倍の90億円前後になりそうだと25日付の日本経済 新聞朝刊が報道、買い安心感が強まった。中国や東南アジアを中心に新 興国で建設機械の販売が高水準で推移、国内や北米でも販売台数が上向 いているという。

富士通(6702):1.2%高の571円。11年度から約10年ぶりに最 先端スーパーコンピューターの輸出を再開する、と26日付の読売新聞 が報じた。現在世界で最速のスパコンよりも演算速度が5-6倍速い次 世代スパコンと伝えており、同事業の収益寄与などが期待された。

オプト(2389):6.4%高の12万5500円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券は、オプトが進めるインターネット上の利用者にかかわ るマーケティングデータ共通化構想を評価、ターゲティング広告が可能 な広告主を既に抱えていることが強みだとして、同社株の投資判断を 「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。新しい目標株価は 17万円。

そーせいグループ(4565):1.6%高の15万200円。一時は18% 高と、10月25日以来、約2カ月ぶりの日中上昇率を記録した。望まな い妊娠を防ぐ同社の緊急避妊薬「レボノルゲストレル」について、厚生 労働省の薬事分科会が前週末に製造販売を承認してよいとの意見をまと めた。早ければ来年1月にも正式承認を受ける見通しとなったため、同 薬の業績への安定的な貢献が期待された。

デジタルガレージ(4819):4.1%高の20万3000円。企業向けソ リューション事業の好調などを受け、会社側は午後零時に7-12月の 連結業績予想を上方修正。純損益を2億3000万円の赤字から1億3000 万円の黒字にしたため、収益性の改善などを評価する向きが増えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE