来年の中国利上げ、主に上期に実施の公算-エコノミスト

中国は来年の金融引き締めを主と して1-6月(上期)に行う可能性があるとの見通しをJPモルガン・ チェースとモルガン・スタンレーが示した。同国はこの2年余りで最 も高水準となっているインフレへの対応を進めている。

中国人民銀行(中央銀行)は25日、10月以来約2カ月ぶりに利 上げを実施すると発表した。1年物の貸出金利と預金金利が26日から

0.25%引き上げられた。

JPモルガンの中国担当チーフエコノミスト、王黔氏(香港在勤) は、「こうした政策の動きは、来年早い時期に全体のインフレ率が高止 まりし、経済成長が景気過熱リスクに直面する中で、向こう数カ月に 実行される可能性がある」と分析した。

1年物貸出基準金利は5.81%となった。世界的な金融危機への対 応で2008年後半に引き下げが始まる前は7.47%だった。ブルームバ ーグが今月実施したエコノミスト調査の予想中央値では、来年末まで に6.56%まで引き上げられると見込まれている。預金金利は2.75%と された。11月の中国の消費者物価上昇率は前年同月比5.1%だった。

JPモルガンが1-6月期に2回の利上げを予想しているのに対 し、モルガン・スタンレーは同期に最高3回の利上げを見込んでいる。

HSBCホールディングスのエコノミスト、屈宏斌氏は25日、中 国が「今後数カ月のうちにさらなる利上げと預金準備率引き上げ」を 実施すると予想していると語った。

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