イスラム債:新興市場債を2カ月連続で上回る成績に-発行が回復

イスラム債(スクーク)が、2カ 月連続で新興市場の債券を上回るパフォーマンスとなっている。新規 発行の回復や、マレーシアの道路や発電所向け支出の拡大、ペルシャ 湾岸地域での信頼感の改善が背景にある。

HSBCナスダック・ドバイ・米ドル・スクーク指数によれば、 イスラム債は12月のリターン(投資収益率)がプラス1.45%。一方、 JPモルガン・チェースのEMBIグローバル・ダイバーシファイド 指数は、新興市場債のリターンがマイナス0.7%になったことを示して いる。

米国債の利回り上昇に伴いドルベースの投資家は高リスク資産へ の投資を減らしており、新興市場のリターンは低下している。

イスラム債発行は今年7-12月(下期)に1-6月(上期)と比 べ34%増加。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系持ち 株会社ドバイ・ワールドが大半の債権者と債務再編で9月に合意した ことが好感された。

米調査会社EPFRグローバルによれば、新興市場債券ファンド は12月8日まで3週連続で資産が純流出となった。これは2009年1 -3月(第1四半期)以来最長。

クアラルンプールに本社を置くOKS-UOBユニット・トラス ト・マネジメントのイスラムファンド運用責任者、モード・ノール・ ハジ・ア・ラーマン氏はインタビューで、「スクーク需要は供給を上回 っている」と指摘、「見通し改善と湾岸地域の債務再編が投資家を安心 させた」と述べた。

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