来週のNY原油先物:53%が上昇を予想、米国の在庫減少観測で-調査

来週のニューヨーク原油先物相場 は2年ぶりの高値から上昇しそうだ。米エネルギー省が発表する原油 在庫が減少し、月間では過去4年で最大の落ち込みを示すとの観測が 広がっている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト30人を対象に実施した 調査では、16人(53%)が来週の原油先物相場は上昇すると予想。 下落見通しは8人(27%)、横ばいとの見方を示したのは6人だった。 前回は53%が下落を予想した。

米政府が22日に発表した先週の原油在庫は533万バレル減の3 億4070万バレル。今月に入って1900万バレル(5.3%)減少し、 2006年12月以降で最大の落ち込みを示している。原油在庫が減少 しているのは主にメキシコ湾岸地域で、この地域では年末の在庫水準 を低く抑えることにより優遇税制が受けられる。原油相場は23日、 2年ぶりの高値である91.63ドルに達した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・ キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は 「在庫統計が追加的な支援材料になり、終了したばかりの年末のショ ッピングシーズンに関する初期の指数がプラスだったことが年末の上 昇相場をさらに押し上げるだろう」と予想。「1バレル当たり100ド ル台に乗せる可能性もある」との見方を示した。

原油先物2月限は今週に入って2.91ドル(3.3%)上昇し23日 には91.51ドルと、終値としては08年10月3日以来の高値を付け た。前年同期比では19%上昇している。

04年4月の調査開始以来、相場の方向性を正しく予測した確率 は46%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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