印ICVL、豪リバーズデールへの買収提案を検討-リオに対抗

インドの政府系合弁会社インタ ーナショナル・コール・ベンチャーズ(ICVL)は、コークス用炭 の開発を手掛けるオーストラリアのリバーズデール・マイニングに対 する買収提案を検討している。これは、世界3位の鉱山会社、英豪系 リオ・ティントの提案(買収額39億豪ドル=約3250億円)に対抗す る買収案となる。

ICVLのC・S・バーマ会長は23日、モザンビークに鉱山を 保有するリバーズデールに対する買収提案を検討するため米銀シティ グループを起用したことを明らかにした。リオは同日、リバーズデー ルに対して1株当たり16豪ドルの買収を提示した。

インド企業は鉄鋼生産や発電のための原料確保に向けて海外の炭 鉱取得を模索している。リバーズデールの筆頭株主タタ・スチールは、 「他の代替案を踏まえて」リオの提案を検討すると説明しており、ブ ラジルの鉄鉱石大手ヴァーレやカザフスタンの鉱山会社ユーラシア ン・ナチュラル・リソーシズも買収を提案する可能性があると、サン フォード・C・バーンスティーンはみている。

CLSAアジア・パシフィック・マーケッツのアナリスト、ハイ デン・ベアストウ氏らは23日付リポートで「1株16豪ドルの現金で の買収案はリバーズデール全株主の承認を取り付けられそうにない」 とし、同社の「ベンガとザンベゼの炭鉱プロジェクトは世界級で、正 式な買収提案が挙がってきた今、他の売却先候補も同社に関心を示す 可能性があると確信している」と述べた。

リバーズデールは上位3位までの株主が約51%出資しており、買 収案が成功するにはリバーズデールの大株主の少なくとも1社から承 認を得る必要がある。

リバーズデールのマネジングディレクター、スティーブ・マリオ ン氏は23日の電話インタビューで、タタ・スチールなど主要3株主 はリオとの交渉について報告を受けており、異論を唱えていないと話 している。

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