米IBMが描く5年後:立体映像通話や振るだけで充電可能なパソコン

【記者:Ryan Flinn】

10月23日(ブルームバーグ):2015年までに携帯電話で相手の立 体映像を見ながら通話できるようになるほか、ラップトップ型パソコ ン(PC)は電池がなくても腕時計のように本体を振るだけで充電が 可能になる-。少なくともコンピューターサービス最大手の米IBM はこんな未来を描いている。

IBMは毎年、向こう5年で定着すると見込まれるアイデアを5 つ選定するため、社内の3000人の研究者を対象に調査を行っており、 これらの予想はその一部。同社はアイデア提供をハイテク産業の中心 地であるシリコンバレーに頼っており、カリフォルニア州サンノゼの 同社アルマデン研究所から多くの着想を得ている。

今年の1位は、携帯電話でのホログラフィー立体映像通話。その ほか選ばれたのは、リチウムイオン技術の代わりに大気との相互作用 で再充電できる金属を利用する電池、交通渋滞の時間と場所を示すコ ンピュータープログラム、自動車や電話機内のセンサーがもたらす環 境情報、コンピューターサーバーが排出する熱を利用した都市発電。

サンフランシスコに本拠を置く投資顧問会社ディサーンのマネジ ングディレクター、ポール・サッフォ氏は、「これらはみな、やや背伸 びした目標だ。それは良いことだ」とした上で、「悲観主義がはやって いる時代に、技術面での若干の楽観主義は悪くない」と述べた。

同氏は、IBMにとってこれは無駄な憶測ではないと指摘。同社 は長期的な研究プロジェクトに投資する数少ない大企業の1社であり、 成長加速を技術革新に頼っていると説明した。

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