米アポロ、クレディS保有の不動産融資債権、12億ドルで取得-関係者

プライベートエクイティ(PE、 未公開株)投資会社の米アポロ・グローバル・マネジメントは、クレ ディ・スイス・グループが保有する評価額が大幅に下がった不動産融 資債権を12億ドル(約1000億円)で取得することで合意した。事情 に詳しい関係者1人が明らかにした。

非公開の合意であることを理由に関係者が匿名で語ったところで は、この不動産融資は欧州の建物が担保に設定されている。

世界各国の銀行がバランスシート強化の一環として、非中核の不 動産資産の売却に動く中で、商業用不動産融資債権に対する需要が高 まっている。事情に詳しい複数の関係者によれば、TPGキャピタル やKKRなどPE投資会社はオランダの金融サービス会社INGグル ープの不動産投資部門の買収を争った。モルガン・スタンレーは先月、 2011年にかけて欧州の不動産株のパフォーマンスが市場全般を上回 る公算が大きいとの予想を明らかにした。

アポロは先月、米シティグループの不動産投資部門の買収手続き を完了し、これに伴いアポロの運用資産は30億ドル余り増えた。

アポロの社外広報担当者リック・マシューズ氏、クレディ・スイ スの広報担当スティーブン・ベームス氏はともにコメントを控えてい る。

クレディ・スイスとの合意については、米紙ウォールストリート・ ジャーナルが23日、先に報じていた。同紙によれば、クレディ・スイ スは融資債権の評価額を額面の28億ドルを下回る水準に引き下げて いる。

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