ドバイの資産売却に弾みつく-来年は200億ドルの返済期限が到来

【記者:Stefania Bianchi】

12月23日(ブルームバーグ):アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ 首長国の旗艦企業による249億ドル(現在のレートで2兆700億円) に上る債務返済延期計画が世界の市場を揺るがせてから1年余りが経 過した今、ドバイ首長国の資産売却に弾みがついている。

ドバイ首長国の港湾運営会社、DPワールドは22日、オーストラ リア部門の株式75%を15億ドルで売却することで合意。ドバイの2つ の証券取引所を運営するドバイ取引所も16日、ナスダックOMXグル ープの保有株の約半分を売却し、6億7200万ドルを調達した。両社は ともに、売却益を債務返済に充てる方針を示している。

ドバイと同国の政府系企業はこれまでのところ、債権者との再交 渉を実現できている。来年には約200億ドルの返済期限を迎える見通 しで、好況時に投資した米高級百貨店バーニーズ・ニューヨークやホ テル・カジノ運営の米MGMミラージュ、カナダの娯楽会社シルク・ ドゥ・ソレイユといった海外資産の売却を迫られるかが問題になると、 エジプトの投資銀行EFGヘルメス・ホールディングはみている。

ドバイ最高財政委員会(SFC)のアハメド委員長は11月28日、 債務削減のため一部「主要」企業の株式を売却する可能性があると述 べた。ドバイの最も価値の高い企業にはエミレーツ航空やホテル運営 のジュメイラ・グループなどがある。

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